ノート

「プランク」について。

2022-05-10

これまで「腰痛の原因はにある。」だとか、「腰痛の原因はハムストリングスが縮んでるから。」だとか。

その局面を切り取って説明してきましたが、「腰痛 なぜ」で検索してネットから返ってくる答えの多くは、

  • 腰痛は腰を曲げすぎるから痛くなる。
  • 反りすぎるから痛くなる。
  • その痛みはヘルニアかもしれません。

それは間違っていません。

ただし、なぜ起こったのか?再発を防ぐにはどうしたら良いのかを知りたかったはずです。

結果ではなく、原因を理解しなければいくらでも繰り返す。

「だから腰回りを鍛え直せばいいんだよ。」

それも間違っていない考え方だと思います。

例えば、「腰痛 トレーニング」で検索するとよく出てくるのはこれです。

種目名:プランク

ねらい:体幹(コア)の強化

スクリーンショット (1555).png

この種目を正しく行うことができれば確かに腰痛は減ってくると思います。

実際はどうでしょう?

トトノエにいらっしゃるお客様で、「プランクをしてさらに腰が痛くなってしまった。」「プランクをすると腰が痛くなる」という相談もよくあるケースです。

特に後者はジュニアアスリートに多い相談で、運動量の低下も背景にあると思うのですが、体幹の強化をプランクから始める。ということ事体がオーバーワーク(過負荷)をさせてることになってるからかもしれません。

よくある間違ったフォームは、

  • お尻が締まっていない
  • 腰が下がる
  • 肩が浮く

などで、例えばこういったフォームで行っている。ということです。

スクリーンショット (1563).png

  1. お尻が締まる
  2. 腹筋がある程度ついている
  3. 脇のところの筋肉が強い

という事がプランクを行える条件です。

腰痛から回復する過程で「プランク」という種目ができる。これは間違っていないと思いますし、トトノエでも目標とするエクササイズです。

ただし、もともと腰が痛い。腰を反らさざる負えない問題を別に抱えている場合は、段階を踏んでプランクに辿り着くというステップをトトノエでは行います。

でもチームスポーツをやっていると、どうしてもそれをやる。という場面もあると思います。

そんな時は強度を下げて行うか、最悪な事態を回避するためにこうしてください。

スクリーンショット (1555)_LI.jpg内ももでタオルをぎゅっと挟む

注)これだけでは腰が痛くなる原因は解消されていませんので専門的にアドバイスをもらいましょうね!