番外編
「グリップ」の起源は、元々は手がない魚が、陸に上陸する際に行った「這う」という動作がルーツにいわれています。
グリップは元々「たぐり寄せる」動作だったわけで、それが「歩く」「登る」「渡る」へと進化していきます。
どれも体を運ぶ「移行動作」に用いられるわけですが、私たちがグリップ動作を行うときは「引く」「持つ」「つなぐ」と表現することが多いですよね。
動きが小さくなっています。
最近では生活様式の発展により、握る動作はかなり消滅しつつあり、代わりにパソコンやスマホの操作のように指先を多用に使うようになっています。
これは、運動機能の低下に大きく関わっていると危惧しています。
ボタンひとつでいろいろなコトが進む時代になりましたが、先祖たちが培ってきた大切なコトモノを重んじる気持ちって失ってはいけないと思うんですよね。