私自身も、やっていて「不思議だな」と思うぐらいに現代の科学が解明してきているものは実に興味深い。
「やってもいないのにできるようになった。」という体験は、まさに「それ」で、
私たち(少なくとも37歳代以降)は練習して、練習して「それ」が出来るようになるものだ。と考えるのが普通と教えられてきています。
例えば、腕立て伏せは腕立て伏せで練習しなさい。という意味です。
では、赤ちゃんが寝返りを始め出す瞬間も同じでしょうか?
這い這いを始め出す瞬間も。
立ち上ろうと始め出す瞬間も。
その衝動が見られた時に、歓声が沸き上がることは、一押しぐらいにはなっているのかもしれませんが、教えたから「それ」をやり始めたわけではありません。
体の準備が整ったので「それ」をしようとしているのですから。
我々体に携わる者たちにとって、今、大きな転換期に入っています。
理論ではなく、実践あるのみ。
要は、脳よりも、体は知っている。ということなのです。