ノート

中村歯科医院とGENTENが連携する理由

2024-04-01

この記事は、連携医療機関である中村歯科医院様用に作成したGENTEN紹介用の案内文です。

口腔と体との相互関係をじっくり時間をかけて作成したもので、長文になりますが、広く知っていただきたくこちらへもシェアしていきます。

以下。

なぜ痛みが出るのか、なぜ歪むのか。

以下の4つの章に分けてご説明いたします。

  1. 体を評価して(分析)
  2. 問題のある関節を正しく動かせるようにして(可動性と安定性
  3. 重力に対して正しい姿勢を取れるようにして(静的バランス)
  4. それが生活に適応するまで繰り返す(動的バランス)

①体を評価して(分析)

口腔内のトラブルと顔から下のトラブルの因果関係について

食いしばりがあるという方は、頭痛や肩こりがひどいだけでなく、腰の痛みもあったりしませんか?

今、中村歯科医院にお通いのように、口腔内のトラブルについては歯医者様に視てもらうはずです。

同じように、それ以外のお口から下のトラブルについても、患部に問題が生じていないかは医療従事者の方に視てもらうはずです。

では、もしそれでも問題がないと言われたら、その次どうしますか?

それが「トレーナー」に視てもらうという選択肢になるのです。

この場合、トレーナーとは医学的根拠に基づき、感覚器や関節の運動機能を評価(分析)することのできる人のことを指します。

トレーナーを名乗る全ての人がそれができるわけではなく、目安にしていただくと良いのが、

お店の紹介やプロフィール欄に「コンディショニング専門」「動作改善専門」などの表記があるトレーナーがおススメでしょう。

②問題のある関節を正しく動かせるようにして(可動性と安定性)

この場合、「関節」とは股関節や肩関節を指していると思っていただければ結構です。

それらの関節を「正しく動かす」(可動性)ということは、腰(骨盤)や首は動かさずに(安定性)ということです。

例を挙げると、腰にトラブルが起きている方は股関節が正しく動かせません。

また、首にトラブルが起きているという方は肩関節が正しく動かせません。

1章で説明したとおり、必ずとは言えませんので評価が必要になるのですが、経験上、これに当てはまる方が大多数です。

体の動かし方を間違ってしまっている方は、体全体が歪みます。

だから、人の手やマッサージチェアで良くしてもらったとしても、体の動かし方を正さなければまた歪んでしまうのです。

トレーナーは、関節を正しく動かせるように指導するスペシャリストです。

③重力に対して正しい姿勢を取れるようにして(静的バランス)

わたしたち「ヒト」の体は、文字通り背骨がある「脊椎動物」です。

その脊椎を重力に対して垂直に立てているのは、ヒトだけだということにお気づきですか?

重力は下方向にかかっており、わたしたちには常に「圧力」がかかっています。

その圧力をはじめに感覚するのは足の裏で、骨盤の位置に依存しています。

その骨盤に乗るように位置している背骨は、頭の位置に依存しています。

その頭の位置に依存しているのが、目、鼻、耳、そして問題のお口(顎関節)です。(顎関節に依存しているのは歯です。)

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

今お抱えのトラブルは、大変複雑だということがお分かりになってきたと思います。

それを捉えられる感性を養うのが、バランストレーニング(抗重力トレーニング、平衡トレーニング)です。

④それが生活で適応するまでを繰り返す(動的バランス)

感覚と記憶について

顎やお口が正しく働いているかを理解するには、「そこは何をしている場所か」を知ることで単純化します。

顎は「噛む場所」で、口や鼻は「味わう場所」です。(両方とも能動的)

わかりやすく例えると、目を閉じているわたしのお口に何が入ってきたかをまずは感じ取り、それが何かによって噛む力をコントロールする。

お肉やお魚、お野菜、果物など、わたしたちはさまざまな食物を食べてきました。(お口の中にはすべて登録されています。)

それらを美味しくいただくには、お口次第で、噛む強さは顎次第で、角度(咬み合わせ)は頭の位置次第。(「食感」は歯です。)

頭の位置は、日々のわたしたちの重力との向き合い方次第なのを思い出してほしいのです。

義理人情(結論)

わたしたちは今日まで何不自由なくお口や体を使ってきました。

これまで何もトラブルなく。

それはヒトの体にある300以上ある関節が、協力、分散してくれていたから。

今、体のどこかが不調で困っているのであれば、今こそ「借り」を返す時が来たのではないでしょうか?

わたしたち中村歯科医院とGENTENは、相互にお手伝いする準備が整っています。

わたしたちは相互に依存していることを知っており、また患者様自身とも依存しています。

わたしたちは患者様の健康を通して、ご家族の方にも一緒に喜んでいただけるようこの複雑性に真っ向勝負してまいります。

GENTEN