ノート

わけがわからなくなる前に、そのギャップを埋めましょう。

2022-04-30

先日のブログで「バンザイ」の話をしましたが、「バンザイ」っていつしますか?って聞かれたら本当にないって気づきませんでしたか?

一日の大半を過ごしている、

  • パソコンしてる。
  • 勉強してる。
  • 料理してる。
  • 車運転してる。

これら全部90°以下しか肩を動かしていません。

肩関節は170°動けるような構造になっているにも関わらずです。

何で170°なんだ?って言ったら、昔鉄棒にぶら下がったことありませんか?

あれは、類人猿特有の運動なんですね。(好きな話題なんで青線です。)

進化の過程で僕らの先祖は木にぶら下がってた。

今そんな事したら腕すっぽ抜けるよ。っていう方がほとんどです。

何故かというとそれは「しなくなったからです。」というのが答えです。

今の生活で90°以下ということは四足動物に戻ってますよね?

これはバンザイ出来なるわけです。

でもバンザイ出来ますよ?っていう方ももちろんいます。

それは可動域はあります。ということで、じゃあ筋力はどうですか?って質問になるとこうです。

スクリーンショット (1508).png「ウルトラマンが飛んでるような格好になる」

なかなかギャップがありそうな表現ですが、我々トレーナーが用いる筋力テストがこれです。

これは腕の重さ+重力が抵抗となっているわけなんですが、実際の筋力テストではさらに上から腕を押します。

念のため言っておくと、これはバンザイができる方がチャレンジするテストなんですが、たまにこういう方がいます。

スクリーンショット (1507).png「腕が上がらない」

これは想像してなかったんじゃないでしょうか。

そうです。自分の腕の重みや重力には耐えられていない。ということなんです。

筋肉が柔らかい。関節が良く動く。ということは筋力がある。ということばかりではないんですね。

実際にこれに気づくのは背中や腰を痛めてからです。※特にスポーツや筋トレをやった後に。

でもこれは仕方がないことです。

フィードバックをもらうからわかることで、そうでなければ生活の中ではわかりっこないです。

じゃあどうすればいいのよ?というのが、やっぱり客観的に身体のことをわかってくれる第3者(トレーナー)が必要ってわけです。

虫歯を発見するのは歯医者さんです。または、その前兆を発見してくれるのが歯医者さんですよね?

それは、特殊な「目」の持ち主なんです。

いろんなお口の中を見続けてきて、勉強しつづけてるからこそなせる業なんです。

我々トレーナーもどんどん進化しています。

昔からこの領域は、医療従事者(理学療法士)やそれに近いアスレティックトレーナーという資格を持つ方が得意とする見方だったんです。

でも今は違います。

私がトレーナーをやっていて強く思ったのは2010年以降、一般の方、アスリートも含め、運動機能(筋力、可動域など)が著しく低下しているのを指導の中で感じていました。

それによって勉強する領域も広くなったんですね。

これはもう10年以上も前の話です。

「ベースがある方を強くする!」というのが昔のトレーナーであれば、今は「ベースがない方を健全なレベルにまで整えて、そこからさらに強くすることもできる!」というのが今のトレーナーなんです。

勉強というものは一生続くと思います。

なので、ここまで読んでくださったのであれば、是非皆さんも身体に対する知識もアップデートしましょう!

やり方というのは、時代合わせて変化していく必要があるのです。