トトノエに来たことがある方は、このテストにあまり良いイメージがないでしょう。
①
⇅
②
左右非対称なこの動作は、①の「捻った姿勢」に入ることすらままならず、バランスを失う方もいます。
意外と難しいこのテストは、「歩く」や「走る」といった基本動作から「投げる」「打つ」「蹴る」まで。
それらの現状を映し出すもので、問題が発見された場合は脅威からの保護/パフォーマンス向上につながる適切なワークを提供することができます。
捻れた状態でもその軸を保ちながら動くことができる能力は、元々は赤ちゃんのころの「寝返り」「這い這い」が原型で、どちらも筋力を要する動作ではありません。
ではどのように改善しましょう?
「姿勢を保ちながら動く」と聞いても普通は想像がつきませんし、やはりどの筋肉を鍛えればという単純なものではありません。
過去に水泳のクロールの選手に対して、写真のようなワークを処方したところ大きな発展を得ることがありました。
ランナーでは。
どちらも環境に制約を作り、軸が崩れればその瞬間フィードバックが得られます。(バランスビームから落ちる)
フィードバックにはなにも、「人」が行うばかりではありません。
赤ちゃんにも先生がいたわけではなく、失敗と成功を繰り返し探求しながら発展していくのです。